地球探検　バングラデシュ人民共和国　佐藤真奈隊員　３

南アジアのバングラデシュ首都ダッカよりクシクシハシムクなレポート第三弾の今回はついに最終レポート（まもなく任期終了！）となります。今回は環境教育隊員が立ち上げた大きなキャンペーンについてお届けしますね！

　私たち、ダッカ市内に派遣されている数名の環境教育隊員で立ち上げたキャンペーン『CLEAN　BANGLADESH』。このキャンペーンは簡単に説明すると…、ダッカ市内に留まらずバングラデシュ全土で100万人の署名を集めて、バングラデシュ国内のゴミ事情の改善を嘆願しよう！というものです。（日本での署名活動は街頭などで良く見かけますよね！）

　キャンペーンの開催場所は様々です。この写真はバングラデシュのテレビ局で環境啓発のイベントが行われた際にブースを出展した時のものです。

　また、ある時はベンガル人の友人伝いで情報を入手したイベントに参加しブースを出展させてもらったりもしています。（人との良縁に恵まれていて感謝！！）この写真はお隣でブースを出していた方との一枚。

このキャンペーンロゴ（左側）の隣にはベンガル語で「あっちこっちにポイ捨てしません！」と書いてあります。ただ、人数だけの署名を集めれば良い！と言う訳ではなく、「（これからずっど）ポイ捨てしません！」とお約束出来る人からの署名を集めることが大事なのです。

お隣でブースを出していた方と

　そして、去る6月5日は世界環境デーでした。この一週間はバングラデシュでも環境展（ベンガル語で‘ポリベッシメラ’と言います）が開催され、もちろん私たち環境教育隊員も参加して来ました！

子供から大人まで沢山の方々が来場し、私たちのブースへ興味を持って立ち寄ってくれました。（何と、バングラデシュの環境大臣からも署名を頂きました！！）

この一週間だけで約1200名の署名を取得することが出来ました。

　また、このキャンペーンを配属先のダッカ南市役所とも行うことも提案してみたところ、5月30日にゴミゼロ（530→語呂合わせ）キャンペーンを開催が実現しました！

　複数のメディアにも取り上げて頂き、私の配属先内では１つの大きなムーブメントになりました。その効果があったおかげか（？）配属先自らクリーニングキャンペーンを実施する流れになり、小さな積み重ねが着実な変化をもたらしていることを実感しています。

　このキャンペーン発起を通して署名を100万人集めることより（もちろん、1000000と言う数は容易ではありません…）、人々の意思を変えていくことの難しさに何度もぶつかり

試行錯誤をしながらではありますが、ただゆっくりと着実に効果を見せ始めてきているこのキャンペーン。これからもこの良い流れが続いていきますように．．．☆

では♪また会いましょう！