地球探検
レポート
グアテマラの生活
(1)グアテマラの主食はトウモロコシ粉でできた『トルティーヤ』と呼ばれるもの。トウモロコシ粉と少々の塩を水で溶いて生地を作り、手のひらサイズの丸い形を作ります。その後、平べったくて大きな鉄板で焼いていきます。「日本にはトルティーヤはないよ。」と言うと必ず驚かれます。それだけ彼らの食事には欠かせない主食なのです。 (2)これは“ピニャータ”と言われる、人形型のくすだま。グアテマラでは、子どもの誕生日やお祝いごとの時にこれが欠かせません。 どう使うかって?? 実はこのピニャータの中には飴やクッキーなどのお菓子が沢山入っているのです。遊び方は日本のスイカ割りのよう。パーティーの時に目隠しをして棒を持った子ども達が順番に、吊るされたピニャータをめがけていき、思いっきり叩きます。 でもすぐに叩かれたら面白くないですよね。そのため、ピニャータの吊るされた紐を持った大人たちはすぐに叩かれまいと一生懸命ぶらぶら揺さぶるのです。上手くたたけると、中からお目当てのお菓子が。飛び散るお菓子をめがけ、子ども達は大はしゃぎ。 (3)グアテマラの伝統民芸品は世界でも有名。街のあちこちで、色鮮やかな布地でできた伝統衣装を着た人を見かけます。彼らは先住民の血を引いたマヤ民族。自慢の民芸品を売り歩いています。 |
トルティーヤ | ピニャータ | 伝統民芸品 |
グアテマラの日常
(1)屋台 町の中心部や公園付近では屋台を見かけます。タコス屋・ホットドック屋・軽食屋・かき氷屋・ジュース屋・フルーツ屋etc。どれも安くて美味しいため、地元の人が気軽に利用しています。でも衛生的には危ないこともしばしば。特に外国の人はお腹に注意。JICAボランティアに限らず、地元の人でも屋台の物は絶対食べないという人がいます。 (2)野良犬 グアテマラには多くの野良犬がいます。みんな痩せていて、いつも食べ物を探しています。市場や屋台の食べ残しをあさる姿もしょっちゅう見かけます。 JICAボランティア隊員は出国前に色々な予防接種を受けるのですが、狂犬病の予防接種も受けました。また、犬に噛まれた場合の処置についての講義も受けました。でも実際は人に慣れていて噛みついてくるような犬は見かけません。 (3)チキンバス グアテマラ人の交通手段の一つ『チキンバス』。なぜこういう名前かというと、市場で売るための品を持ち込む乗客が多くいるが、とりわけ目立つのが、生きた鶏を持ち込むお客さん。それもたくさん持ち込むためバスの中は鶏の鳴き声でにぎやか。そのため、『チキンバス』と呼ばれるようになったとか。アメリカをはじめとした先進国から、不要になった自動車を輸入し、何度も修理しながら使っています。 (4)アンティグアの裏路地 アンティグアは街全体が世界遺産として登録されている。そのため、建物の色や形なども指定がある。色鮮やかな小さな家が軒を連ねています。道路は石畳。福島市のパセオ通りのような道が町全体に広がっています。 | 屋台 |
夜の屋台 |
暑い日中に仲良くお昼寝している野良犬たち | アンティグアの裏路地 | チキンバス |
猪本 恵美 平成25年度3次隊 環境教育 バハベラパス環境保全財団(NGO)