地球探検 グアテマラ共和国 菅野ひかる隊員 1
グアテマラ通信
グアテマラでの生活、スタート!
2015年3月下旬、中米のグアテマラへ派遣されました。わたしにとって初めてのアメリカ大陸、日本との時差はマイナス15時間もあります。空港で受け取ったスーツケースが少し潰れて破損しているという災難に見舞われながら、わたしのグアテマラでの生活が始まりました。 到着直後の1か月間は、街全体が世界遺産に登録されているアンティグア市でスペイン語の語学訓練です。「おはよう」と言おうとして「ありがとう」と言ってしまったり、数字の14と40を混同したり、新しい言語を覚えることは大変ですが、少しずつコミュニケーションがとれるようになっていくのは本当に楽しいものです。 | 趣のある古い建物が街中に建ち並ぶアンティグア | |
|
古都アンティグアの「セマナ・サンタ」
わたしがアンティグアで暮らし始めて間もなくの4月初旬、「セマナ・サンタ」と呼ばれるキリスト教の伝統行事が1週間ほどにわたって催されました。 この期間中は、キリストが十字架を担いで歩く姿を再現した山車のようなものを、何十人もの人が交代で担ぎながら街中を練り歩きます。この行列が通る道路沿いに住んでいる住人などの手によって、カラフルなおがくずや花などを、じゅうたんのように敷き詰めた「アルフォンブラ」が路上にたくさん作られます。 通りすがりにアルフォンブラ製作中の人たちを見つけては、声をかけて手伝わせてもらいました。何時間もかけて作ったアルフォンブラも、行列が通った後はあっという間に撤収されてしまいます。 | セマナ・サンタ期間中はいくつもの行列が街中を練り歩く | |
色彩豊かで芸術的なアルフォンブラ |
菅野ひかる 平成26年度4次隊 感染症・エイズ対策 コングアコ保健所