地球探検 ニカラグア共和国 高畑奈美隊員 1
ニカラグアレポート
【1 ニカラグアについて】
貧富の差が大きい国
中米、カリブのハイチ国に次ぐ極貧国といわれる国で、貧富の差が激しいです。流通している通貨はコルドバで、現在1ドル21.65コルドバです。最近のドル安の影響は、中米のニカラグアにも影響しています。私が、赴任したばかりの今年1月は、1ドル(約83円)=20.83コルドバでした。ですから、20ドルが417コルドバにしかならなかったのに、今では、433コルドバになります。ちょっとですが、得をした気分です。大統領は、ダニエル オルテガという男性で、新聞によると、国民の60%が支持しています。来年の11月に大統領選挙があるようです。国民は、政治に強い関心をもっています。ですから、私は、政治関係の話題には付き合わないようにしています。(男性同士では、ケンカに発展することもあるようです。)
市内の様子
自然豊かな国
ここニカラグアは、自然豊かな国で、2つの季節があります。乾期(およそ11月から5月)と雨期(およそ5月~11月)です。もう、10月も中旬になり、雨の日も少なくなってきました。雨期ももう終わりが近づいています。太陽が大好きな私にとっては、「さあ、これから。」という感じです。気温は、福島と異なり、大変温暖です。1年の平均は、だいたい20℃くらいです。朝晩は、20℃を下回る日もあります。長袖が必要になってきます。
雨期
私は、雨期が大嫌いです。理由は、雨期は、洗濯物が本当に乾かないからです。細菌繁殖による臭い防止のために、少し乾いたらアイロンで乾かしてしまう人も多いのですが、私は、アイロンがけが好きではありません。クローゼットにもかびが多く発生します。日本のように、「カビ取りぞうさん」なるものが存在しないので、クローゼットの戸を全開にするなどの工夫が必要です。しかし、室内の湿度が90%の日もありますので、やむを得ません。室内が暗く、電気代が高いので(後で詳しく述べます。)日中は部屋の中が薄暗いこともあり、暗いところの大好きなごきぶりやねずみも多く発生します。家の中にヤモリも住んでいます。ヤモリは、特に人間に害を及ぼすことはないのですが、フンをまき散らすので、嫌いです。
小学校 同僚と
(2010年10月)
高畑 奈美 平成21年度3次隊 ニカラグア 小学校教諭