地球探検 パプアニューギニア独立国 泉田裕章隊員 14
レポート14
14. マヌス・セカンダリー・スクール50周年記念行事
私は今、青年海外協力隊の理数科教師として、パプアニューギニアのマヌス州、州都ローレンガウのマヌス・セカンダリー・スクールに配属されています。 1. 6月7日―公募でロゴを決定 2. 6月16日―ウォーカソン(寄付集めのための長距離歩行) 3. 6月~9月―準備 4. 9月12日―1日目 5. 9月13日―2日目
1. 6月7日―ロゴを公募して、決定
約30作品の式典ロゴが集まりました。全教員で選考会を行い、写真右のロゴに決定しました。マヌス州を表す海の青いカラー、中央には学校を現す万年筆、現地語「Titpuke(ティトプケ)」は「Growing From Strength to Strength」という意味で学校目標となっているものです。 2. 6月16日―ウォーカソン(寄付集めのための長距離歩行)
3. 6月~9月―準備
タウン地区中央のマーケットに広告看板の設置、校内に50周年記念モニュメントの設置準備、そして今回のメインイベントである文化紹介(Cultural Show)の練習。マヌス州の13地区だけでなく他の州出身の生徒が、地元の歌や踊り(シンシン)を毎週練習していました。 4. 9月12日―1日目
式典前日および前々日にも大雨が降り、準備や予行演習の時間が十分にできませんでした。しかし当日は快晴、早朝から最終準備を行いました。上級生がタウン地区を行進し、式典が始まりました。1960年代から2010年代までの多くの卒業生もゲストとして招かれ、盛大に開会式が行われました。
5. 9月13日―2日目 2日目のメインイベントは文化紹介。マヌス州の13ある地区でさらにグループを作り文化紹介をしました。(Pnka、Lele Madi、Penapunari、Rapatona、Tetidu、Balopa)それぞれのシンシンのコンセプトは「結婚の儀式」。各地区の代表の男女が結婚をする時のシンシンを紹介しました。踊りだけでなく、その地方の衣装の特徴や産物をプレゼンし、式典の最後に踊りとプレゼンの総合評価で表彰があります。同じマヌス州でも、ガラムートのリズム、ダンス、衣装が異なりとても興味深いシンシンでした。
インドネシア付近のハイランド地方の「マッドマン」、モロベ州、イーストニューブリテン州など、マヌス州以外の出身の生徒、教員によるシンシンも披露されました。マッドマンは高地のシンシンなので、マヌスのような海沿いで見れたのはとても新鮮でした。 The Manus Song 1. Hear The Beat Of The Garamut Sound IT Loud And Long For Manus Province Is Our Home Come, Join In Our Dance And Song Chorus 2. Manus Province, We Greet You Islands Set In Blue Seas May God Bless You And Your People With Happiness And With Peace 3. Sing Of Mountains And Swaying Palms Sing Of Forest Green Of Chauka And Possums And Green Snails In Manus The Land Of Our Dream 4. O Speed Your Canoes To Your Homeland Sunams From Far And Near O Come And Rejoice With Your Brothers Today In Manus Our Home So Dear
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パプアニューギニア独立国 泉田裕章 平成23年度3次隊 職種:理数科教師 配属先:マヌス・セカンダリー・スクール