地球探検 パプアニューギニア独立国 泉田裕章隊員 15
レポート15
15. 『世界の笑顔のために』プログラムの寄贈式
私は今、青年海外協力隊の理数科教師として、パプアニューギニアのマヌス州、州都ローレンガウのマヌス・セカンダリー・スクールに配属されています。 今回は、9月に行われた「『世界の笑顔のために』プログラムの寄贈式」についての話をしようと思います。 まず、「世界の笑顔のために」プログラムとは、JICAが日本国内で提供希望者を募集し、派遣中のJICAボランティアを通じ、提供物品を現地まで輸送するプログラムです。ボランティアを介した現地への物品の提供だけでなく、物品の提供者として日本国民が国際協力に身近に参加できる機会を提供するプログラムとして位置づけられています。JICAとボランティアである私は、途上国の人々と日本の一般の人々を結びつける「橋渡し」の役割を担っていることになります。今回、マヌス島にあるポンブル小学校(Pombrut Primary School)に「一般社団法人わかちあいプロジェクト」様からサッカーボールを20個、提供して頂きました。ここで、セレモニーの様子などを紹介したいと思います。 始めに、学校を代表してキアロウ校長先生とスポーツコーディネーターのカラマト先生へ物品の受け渡しをしました。そして「世界の笑顔のために」プログラムの概要や、物品を提供していただいた一般社団法人わかちあいプロジェクト様の「わかちあい」の意味などを話し、寄贈式の日程や管理場所などを決めました。 (中央がカラマト先生、右側がキアロウ校長先生) 次に、子ども達がひとつひとつ空気を入れました。空気が入ったサッカーボールを見て、このボールの質の良さに驚き、早くサッカーしたいと言わんばかりに興奮していました。
実際に学校で使う前に、ボールにペイントを施すことになりました。ボールには学校名(PPS:Pombrut Primary School)や1から20までの番号、わかちあいプロジェクトの名称をかり付けました。ボールへのペイントは寄贈式の後に行うことが決まりました。
9月20日金曜日、寄贈式が行われました。キアロウ校長とカラマト先生から「世界の笑顔のために」プログラムのことや、提供者である「わかちあいプロジェクト」についての説明などがあり、子ども達は真剣に聞き入っていました。
ポンプル小学校は毎週金曜日をスポーツデイとしており、4チームに分かれてサッカーやバレーボール、ラグビーなどをします。この日はもちろんサッカー。各チームの応援合戦もあり、子ども達は大興奮でした。
サッカーの試合は低学年の男女と高学年の男女に分かれて合計12試合行われました。前日に雨が降ってしまったため、グラウンドの状態はとても悪かったのですが、各チーム本気になってプレイしていました。ほとんどの子ども達が裸足でサッカーをしていたので、怪我はしないのかなと心配でした。
ボール保管庫を職員室内に用意してもらい、盗難等がないようしっかり管理・運営できるようにしました。内蓋には「Pombrut Primary School wishes to Thank WAKACHIAI and JICA for new Balls STORAGE」と書かれています。
子ども達は本当に楽しそうにサッカーをしていました。今回、各学年で使うボールも決めることができたので、今後は体育の授業でもボールを使えるようになりました。子ども達も教員もとても喜んでいました。サッカーを通して個人の能力だけでなく、チームワークや相手を思いやることも学んでもらえればいいなあと思いました。 また、このプログラムに賛同、寄贈していただいた「一般社団法人わかちあいプロジェクト」の皆さん、本当にありがとうございました。
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パプアニューギニア独立国 泉田裕章 平成23年度3次隊 職種:理数科教師 配属先:マヌス・セカンダリー・スクール