地球探検　パプアニューギニア独立国　泉田裕章隊員　６

　私は今、青年海外協力隊の理数科教師として、パプアニューギニアのマヌス州、州都ローレンガウのマヌス・セカンダリー・スクールに配属されています。

　今回は、「生徒の一日」についての話をしようと思います。 マヌス・セカンダリー・スクールにはGrade 9から12の4学年（日本の中学3年生から高校3年生にあたる）、約650人の生徒が在籍しています。通いの生徒が約300人、そして学校の敷地内に男子寮が4棟、女子寮が5棟あり、約350人の寮生が生活しています。

5時30分～（月～土）　起床、身支度、そして食事の準備をします。

6時30分～（月～土）　朝食。ご飯とちょっとしたおかず、紅茶。

通いの生徒の登校時間は7時30分です。

7時30分～（月・水・金）　朝礼。校長先生のお話があります。

7時30分～（火・木）　各クラスで朝の学活。

8時～13時50分（月～金）　授業（1時間目から8時間目）

　1時間目から4時間目まで（各授業が40分）休み時間はありません。4時間目が終わる10時40分から11時10分まで、30分間の休み時間があります。この時間に宿題やレポートを提出したり、学校の売店や学校外の小さなマーケットでお菓子やジュースを買ったりします。そして5時間目から8時間目まで、また休み時間なしで授業をして、13時50分に授業が終わります。

14時～（月～日）　昼食。パンと紅茶（土・日は12時30分から）

15時～　　　　　　　奉仕活動（曜日によって活動する人が決まっています）　　　　

月・金　　　　　　　　寮生全員

　　火　　　　　　　　寮生の男子（寮生の女子はスポーツタイム（バレーやサッカー）

　　水　　　　　　　　全校生徒（通い＆寮生全員）

　　木　　　　　　　　寮生の女子（寮生の男子はスポーツ（バレーやサッカー、ラグビー）

　奉仕活動は主に、特別教室や教室周辺の掃除、草刈、授業で使う畑を耕したりします。またこの時に、朝～昼～夜の給食を作るときに使う薪を割ります。通いの生徒は通常8時間目が終わったら帰宅しますが、水曜日は全校生で奉仕活動をします。

 　マヌス島で盛んなスポーツは主にサッカー、ラグビー、バレーの他に、ホッケーやダーツ、ビリヤードも人気があります。

校庭にはサッカーグラウンドと、バレーコートがあります。他校との試合や、先生チームと試合もあります。

 16時～（月～金）　自習時間

17時30分～（月～日）　夕食。ご飯とちょっとしたおかず。 たまに魚や肉。

18時30分～（月～木、日）　自習時間

18時30分～（金曜日）　お祈り

18時30分～（土曜日）　懇親会やパーティー。 （映画を見たり、クイズ大会など）

21時30分（月～金、日）　消灯（土曜日の消灯は22時30分）

　こうして生徒の一日を考えてみると、寮生は特に自由時間があまりない生活をしているようです。金曜日、学校が終わったらプレス（故郷の島や村）に帰って休日を過ごす寮生も多くいます。家族と一緒にご飯を食べて、プレスの友達と一緒に過ごし、教会に行ってお祈りしたり、気持ちを入れ替えて、また月曜日から１週間を始めるようです。