地球探検 タンザニア連合共和国 大河内悠貴隊員 3
地球探検
タンザニアレポート
タンザニアの教育事情 タンザニアの学校制度は日本とは異なり、小学校7年間、前期中等教育(中学校)4年間、後期中等教育(高校)2年間となっています。このほかに教員養成学校や技術者養成学校、大学などがあり、卒業した学校の種類によりなれる職業が変わってきます。 小学校は義務教育で国民全員が入学できますが、さまざまな理由により卒業できない生徒もたくさんいます。中学校以降は国家試験でよい成績をとらなければ進学することができません。特に、大学に進学する学生は一握りのエリート学生です。 なお、中学校からは国語(スワヒリ語)以外の授業やテストは英語で行われます。学生は不慣れな外国語で勉強するという苦労を味わうことになります。 タンザニアの授業 タンザニアの小学校では国語(スワヒリ語)、算数、理科、歴史など日本と同じような授業もあります。一方で、音楽や図工の授業はなく宗教が必修科目になっているなど、日本と違う面もみられます。 また、タンザニアの教育方針として、より実際の生活に関連することを学校の授業で取り扱うことが重要視されています。たとえば、理科の授業ではエイズやマラリアなど、国の大きな問題になっている病気について学習します。 中学校や高校の授業でも日本と違うところが数多くあります。「化学とはどのような学問か?」という学問の定義を答えさせる問題や、危険物のマークを描かせる問題が国家試験に出るなど、日本から来た先生が戸惑うことも多いです。 | 授業風景1 |
授業風景2 |
大河内悠貴 平成26年度3次隊 PCインストラクター バガモヨ県庁初等教育局