地球探検 バヌアツ共和国 石川友美隊員 1
バヌアツより ~第1号~
こんにちは。今年の6月末に、青年海外協力隊として南太平洋にあるバヌアツに 派遣された石川友美です。「小学校教諭」として「マラクア島 ラカトロ小学校」にて 算数の指導にあたっています。
1、バヌアツ
「位置」
南半球にあり、オーストラリアの東上に位置し、 日本と同じように島国で83島からなっています。
「気候」
亜熱帯性にあたり、真冬のこの時期にも日中は30度近くになり、 外にいるだけで汗がでてきます。
「食生活」
ここ周辺の国には、日本の醤油や味噌の代わりにココナッツミルクが中心の味付けになり、ほどよく甘みがありとてもおいしいですよ。さらに、家の前には、パパイヤの木、後ろにはマンゴーの木が自然に生えていていつでも収穫できます。野菜も果物も日本ほどの種類があるわけではりません。本当に限られている数種類の野菜が 食生活の中心になります。ただ、本当にその場で取れた野菜、果物でフレッシュそのものです。また、この国独特の食物では、「ラップラップ」といって、バナナや芋を重ね合わせたバナナの葉で包んで、蒸焼きにするものがあります。仕上げにココナッツミルクをかけるのですが本当に、おいしいです。5人以上で食べることが多く、直径50cmぐらいあります。
2、ラカトロ小学校
「時間割」
なんと、1コマあたり90分授業です。日中は暑く集中力がもたないため、 ほとんどの学校が算数と語学(英語もしくはフランス語)を月曜から金曜まで午前中に行います。
授業は7時30分から始まり、 11時30分から13時30分まで昼休みと昼食でいったん帰宅し、再び13時30分から4時00分ぐらいまで学校があります。
「生徒と授業」
1クラス約28人前後で各学年1クラスです。 教科書を生徒一人一人もっていないため、学校にある教科書のコピーを 2人で共有して使っています。午後は、農業、海、歴史などの教科を曜日ごとに学習していますよ。
写真は農業の授業で学校の畑に行ったときのもので、バナナの木々がたくさんあります。 子供は本当に元気で、日本の子供と同じように休み時間は、女の子はおしゃべり、 男の子は外で遊んでいます。 いっつもニコニコして、いたずらばっかりで本当に子供が生き生きしてます。
石川 友美 (20年度1次隊 小学校教諭)