福島第一原子力発電所におけるALPS処理停止
印刷用ページを表示する 掲載日:2014年3月27日更新
福島第一原子力発電所の多核種除去設備(ALPS)については、A~C系設備の試験運転を実施していましたが、平成26年3月18日にB系の出口水において、高濃度の全ベータが検出されたことから、全ての系統の稼働を停止したとの報告を東京電力(株)から受けました。
その後、系統の除染を行い、平成26年3月24日にA系、C系の運転を再開しましたが、サンプルタンクCから水漏れが確認されたため、再度A系、C系ともに停止しました。
概要
東京電力株式会社のホームページ【報道関係各位一斉メール】
- 福島第一原子力発電所 多核種除去設備(ALPS)B系の不具合ならびに全系統停止について
- 福島第一原子力発電所 多核種除去設備(ALPS)B系の不具合ならびに全系統停止について(続報)
- 福島第一原子力発電所 多核種除去設備(ALPS)B系の不具合ならびに全系統停止について(続報2)
- 福島第一原子力発電所 多核種除去設備(ALPS)B系の不具合ならびに全系統停止について(続報3)
- 福島第一原子力発電所 多核種除去設備(ALPS)A系およびC系の処理停止について
県の対応
東京電力(株)への申し入れ
福島第一原子力発電所において発生した多核種除去設備(ALPS)の全系統稼働停止のトラブルに早急に対応するよう、下記のとおり申し入れを行いました。
記
- 日時 平成26年3月20日(木曜日)9時30分から
- 申入者 生活環境部次長(県民安全担当) 古市正二
- 申受者 東京電力株式会社 福島第一安定化センター所長 高橋毅
- 申入内容
(1) 原因を早期に究明し、再発防止対策を実施すること。また、必要に応じて、水平展開を図ること。
(2) これらの対策を講じた上で、汚染水処理の工程全体に影響が生じないよう、一刻も早い復旧と再稼働を行うこと。
(3) 今回のようなトラブルが起きた際に、処理への影響を最小限にできるよう、処理水の連続測定や分析を毎日行うなど、サンプリング方法やタンクの管理方法を含め、多核種除去設備の運用方法を見直すこと。
庁内関係課長会議
福島第一原子力発電所において発生した多核種除去設備(ALPS)処理停止について原子力関係課長会議を開催しました。
記
- 日時 平成26年3月20日(木曜日)10時00分から
- 場所 県庁本庁舎5階 正庁
- 出席者 生活環境部次長(県民安全担当)、総合安全管理課長、エネルギー課長、避難地域復興課長、災害対策課長、原子力安全対策課長、放射線監視室長、地域医療課長、水産課長、港湾課長、原子力センター所長
- 議題 多核種除去設備(B)系の出口水放射能濃度上昇について
- 概要 トラブル概要及び現在の状況について、関係課等における情報共有を図った。
- 会議資料 福島第一原子力発電所 多核種除去設備(B)系の出口水放射能濃度上昇について [PDFファイル/51KB]
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