東京電力における作業員の死亡事故に対する申し入れについて
印刷用ページを表示する 掲載日:2015年1月20日更新
平成27年1月20日、福島第二原子力発電所廃棄物処理建屋内の濃縮器点検作業中において作業員の死亡事故が発生したとの報告を東京電力(株)から受けました。
福島第一・第二原子力発電所において、作業員の死亡・負傷事故が連続して発生していることから、県は、東京電力(株)に対して次のとおり申し入れを行いました。
概要
東京電力(株)ホームページ
- 福島第二原子力発電所1、2号機廃棄物処理建屋(管理区域)における協力企業作業員の死亡について
- 福島第一原子力発電所構内雨水受けタンク設置工事における当該タンク天板からの墜落による協力作業員の死亡について
- 当社原子力発電所における人身災害についての臨時会見開催のご案内
県の対応
東京電力(株)への申し入れ
記
- 日時 平成27年1月20日(火曜日)16時30分から
- 場所 西庁舎 8階 生活環境部会議室
- 申入者 生活環境部長 長谷川 哲也
- 申受者 東京電力株式会社 福島第一廃炉推進カンパニー バイスプレジデント 河合雅彦
東京電力株式会社 福島第二原子力発電所 副所長 佐藤隆之 - 申入内容
(1)今後実施するとしている安全総点検にあたっては、全ての作業において、必要な安全対策が行われ、作業が手順書通り行われているか、また、現場の管理体制が適切に行われているかなど、あらゆるリスクを想定して検証を行い、必要な見直しや安全対策の強化・徹底を行うこと。
(2)重大事故を含め労働災害が多発していることから、労働災害が発生する根本原因を究明し、抜本的な再発防止対策を実施すること。
(3)作業経験の少ない作業員や現場で作業指示をする安全監理員に対する必要な研修や訓練を行うとともに、作業が輻輳する現場においても適切な安全管理を行うことなど、元請企業や協力企業と一体となって、作業における基本的な安全確保についての指導や安全対策の実施を徹底すること。
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