福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含む雨水のK排水路からの港湾外への流出
印刷用ページを表示する 掲載日:2015年3月3日更新
平成27年2月24日、福島第一原子力発電所2号機原子炉建屋大物搬入口屋上部のたまり水から高い濃度の放射性物質が検出されたことから、降雨時に雨水がK排水路から港湾外に流出していたとの報告を東京電力(株)から受けました。
なお、これまで港湾外の海水中放射能濃度に有意な変化は観測されておりません。
このことについて、県では、東京電力(株)に対して申し入れを行いました。
その後、関係部長会議を開催し、関係部署と情報共有を図りました。
概要
東京電力(株)ホームページ
報道配布資料
県の対応
東京電力(株)への申し入れ
記
- 日時 平成27年2月24日(火曜日)17時40分から
- 申入者 生活環境部次長(県民安全担当) 玉根 吉正
- 申受者 東京電力株式会社 福島第一廃炉推進カンパニー バイスプレジデント 河合雅彦
- 申入内容
(1)高濃度の雨水が排水路へ流入しないよう、汚染源である2号機大物搬入口屋上部の放射能除去等、雨水対策を確実に実施すること。対策が完了するまでの間、排水路中の放射能低減策を実施すること。
(2)今回確認された箇所以外にも、排水路へ高濃度の放射性物質を含む水が流入する箇所がないか、徹底した調査を速やかに行い、必要な対策を実施すること。
(3)排水路、海域のモニタリングを適切に行い、環境影響を把握し、県民に対して、分かりやすく情報提供すること。
庁内関係部長会議
記
- 日時 平成27年2月25日(水曜日)11時30分から
- 場所 県庁本庁舎 2階 特別室
- 出席者 内堀知事、鈴木副知事、直轄理事、企画調整部長、生活環境部長、農林水産部長、土木部長、避難地域復興局長、他
- 議題
(1)2号機原子炉建屋大物搬入口屋上部の高濃度の放射性物質を含む雨水のK排水路からの港湾外への流出について
(2)B・C排水路からの放射性物質を含む水の港湾内への流出について - 会議資料
会議資料一式 [PDFファイル/6.76MB] - 概要
議題(1)及び(2)について、関係部署と情報共有を図り、知事から以下の指示がありました。
・議題(1)、(2)それぞれについて、県から東京電力(株)に対して申し入れを行ったところであるが、さらに、東京電力は速やかな情報公開の徹底と早め早めの対策に取り組まなければならず、県は確実に実施させること。
・県としても、近日中に廃炉安全監視協議会の立入調査を行い、東京電力(株)の対応状況をしっかりと確認し、必要な対策を強く求めること。
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