令和3年度福島県原子力防災訓練
原子力防災訓練の記録
記録動画
記録動画の詳細版は以下のリンクから視聴できます。(約30分)
https://youtu.be/j0vI0ZpHDrk
令和3年度福島県原子力防災訓練の概要
令和3年11月24日(水曜日)及び11月27日(土曜日)の2日間、福島県原子力防災訓練を実施しました。
(1)訓練想定
福島県沖を震源とした震度6強の地震により被害を受けた福島第一原子力発電所の1号機使用済燃料プールでは水位の低下が確認される。
その後、さらに水位が低下し、施設敷地緊急事態(原子力災害対策特別措置法第10条)、全面緊急事態(同法第15条)へと事態が進展する。
そのような中、飯舘村伊丹沢地区において、一時移転の基準となる毎時20マイクロシーベルトを超える空間線量率が計測される。
(2)訓練日及び内容
ア 令和3年11月24日(水曜日)
〇訓練項目
- 県災害対策本部運営訓練
- 国原子力災害現地対策本部参集運営訓練
- 県原子力現地災害対策本部運営訓練
- 緊急時通信連絡訓練
- 広報訓練
- 緊急時モニタリング訓練
〇実施場所
- 福島県危機管理センター
- 福島県南相馬原子力災害対策センター(以下、南相馬オフサイトセンターという。)
- 原子力災害重点区域内13市町村 ほか
〇参加機関
- 国、県、原子力災害重点区域内13市町村、陸上自衛隊、福島地方気象台、東京電力HD ほか
〇訓練内容
- 県が危機管理センターに設置した災害対策本部における活動
- 国が南相馬オフサイトセンターに設置した原子力災害現地対策本部における活動
- 県が南相馬オフサイトセンターに設置した原子力現地災害対策本部における活動
- 原子力災害対策特別措置法に基づく通報等に対する活動
- 緊急速報メール、防災行政無線、広報車等を使用した住民への広報活動
- 国が南相馬オフサイトセンターに設置した緊急時モニタリングセンター(EMC)による緊急時モニタリング活動
福島県災害対策本部
国原子力災害現地対策本部
テレビ会議
イ 令和3年11月27日(土曜日)
〇訓練項目
- 住民避難訓練(飯舘村伊丹沢地区の住民を福島市へ避難させる訓練)
〇実施場所
- いいたてスポーツ公園(一時集合場所)
- 川俣町体育館(避難退域時検査場)
- 福島市南体育館(避難所)
〇参加機関
- 陸上自衛隊、県、県警察本部、飯舘村、福島市、相馬地方広域消防本部、東京電力HD
〇参加住民
- 飯舘村住民 9名
〇訓練内容
- 飯舘村内において緊急速報メール及び車両による広報の実施
- いいたてスポーツ公園において、自家用車で避難することのできない住民の受け付け、バスによる避難の実施
- 川俣町体育館において、車両や身体に放射性物質が付着していないかを確認するスクリーニングの実施
- 福島市南体育館において、避難してきた住民の受け入れの実施
住民の受付(いいたてスポーツ公園)
車両のスクリーニング(川俣町体育館)
車両の簡易除染(川俣町体育館)
住民のスクリーニング(川俣町体育館)
住民の受入(1)(福島市南体育館)
住民の受入(2)(福島市南体育館)
研修・閉会式〔飯舘村 杉岡誠村長〕
(福島市南体育館)