平成24年4月上旬のトラブル頻発に対する対応
印刷用ページを表示する 掲載日:2012年5月18日更新
トラブル頻発に対する申し入れ(4月13日)
福島第一原子力発電所において、平成24年4月上旬に、水処理設備からの漏えいや4号機燃料プール冷却設備の停止、原子炉格納容器に窒素を封入する装置の停止など、仮設設備でのトラブルが繰り返し発生したことから、東京電力(株)に対して、平成24年4月13日に安全管理の徹底を申し入れました。
東京電力(株)からの改善対策報告書の提出(5月18日)
トラブル頻発に対する県の申し入れに対して、平成24年5月18日、改善対策をとりまとめた報告書が東京電力(株)より提出されました。
◎提出された報告書の概要
- 仮設設備の詳細点検と、一層の安全確保、信頼性の向上→原因調査を踏まえ、配管等の材質や連絡方法の変更、安全装置の追加、作業手順書の明確化などの改善対策を講じる。
- 故障の早期発見の監視体制や、復旧保全体制の整備→監視カメラや異常検知器等の追加設置、運転手順やパトロール頻度の強化、点検長期計画の策定、保守要員の技能向上講習会の開催等により、トラブルの早期発見、速やかな復旧計画を整備する。
- 速やか、かつ、分かりやすい情報提供
→東京電力は、県への報告内容について、報道機関へ説明予定。
県による現地調査の実施(5月21日)
県としては、この報告書の内容について厳しくチェックするとともに、内容の確認を兼ねて、「東京電力株式会社福島第一原子力発電所周辺地域の安全確保に関する協定」第9条に基づく状況確認調査を下記のとおり実施します。なお、現地調査は、今年度の第1回目(事故後7回目)となります。
- 日時 平成24年5月21日(月曜日) 11時00分~17時30分
- 場所 福島第一原子力発電所
- 調査者 福島県生活環境部(原子力安全対策課、原子力センター)、大熊町、双葉町、オブザーバー(楢葉町、富岡町)
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