デング熱の予防について
印刷用ページを表示する 掲載日:2016年1月12日更新
デング熱の予防について
平成26年8月に、国内でデング熱に感染した症例が、昭和20年に報告されて以来、約70年ぶりに報告されました。
デング熱は、蚊を介して感染する感染症で、ヒトからヒトには感染しません。
日頃から、デング熱の原因となる蚊を増やさないために、蚊の幼虫の発生源となる、自宅周辺の植木鉢やプランターの受け皿、タイヤ等の水たまりを作らないように1週間に1回は点検しましょう。
デング熱とは
(1)発生状況
アジア、中南米、アフリカなど熱帯・亜熱帯に広くみられる。
(2)感染経路
・ヒトからヒトの直接的な感染はない。
・患者を刺し、ウイルスを保有した蚊が媒介して感染が広がる。
(3)潜伏期間
3~7日が多い。
(4)症状
・突然の発熱、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹。
・感染しても発症する頻度は、10~50%。
・予後は、比較的良好だがまれに重症化することがある。
・潜伏期間は2~15日と言われており、多くは3~7日で発症する。
(5)治療
・対象療法を行う。
・有効なウイルス薬はない。
予防方法
緑の多い木陰やヤブなど、蚊の発生しやすい場所に立ち入る際には、次のことに気を付けてください。
・長袖、長ズボンを着用し、素肌でのサンダル履き等は避ける。
・虫除け剤の使用等によって、蚊に刺されないように注意する。
リンク
→厚生労働省ホームページ(厚生労働省のページへリンク)