風しんに気をつけましょう
風しんに気をつけましょう
現在、例年と比較し、関東地方で風しんの届出数が大幅に増加しております。
今後、全国的に感染が拡大する可能性がありますので、注意してください。
風しんとは、風しんウイルスによっておこる急性の発疹性感染症です。潜伏期間は2~3週間で、主な症状として発疹、発熱、リンパ節の腫れが認められます。風しんウイルスは、患者さんの唾液のしぶきなどによって、ほかの人にうつります。
妊娠初期の女性が風しんにかかると、胎児が風しんウイルスに感染し、難聴、心疾患、白内障などの障害が起こる、先天性風しん症候群(CRS)を発症することがあります。
風しんの予防には、予防接種が最も有効な予防方法といえます。予防接種法に基づく定期の予防接種は、第1期:1歳児、第2期:小学校入学前1年間の幼児が対象ですので、対象年齢になったら忘れずに接種しましょう。
また、予防接種は大人の方も受けることができます。妊娠している女性は予防接種ができませんので、先天性風しん症候群(CRS)の予防には妊婦のまわりの方が予防接種等により風しんを予防する必要があります。
市町村によっては、妊娠を希望する女性やその配偶者等に対し、風しんの抗体検査受検費用や予防接種費用を助成している場合もあります。詳しくは、お住まいの市町村へお問合せください。
国立感染症研究所ホームページ「感染症発生動向調査(IDWR)」
厚生労働省「風しん対策に関するリーフレット」 [PDFファイル/345KB]
風しんの予防について
風しんは、インフルエンザと同じように唾液のしぶきなどの飛まつで感染するので、次のことに注意しましょう。- 出来るだけ人ごみを避け、外から帰ったら、手洗い・うがいを励行しましょう。
- 急な全身性発疹や発熱などの症状が出たら、早めに医療機関を受診しましょう。
- 医療機関受診の際は、マスクを着用し、咳エチケットを守りましょう。
- 予防接種を受けましょう。特に、
(1)妊婦さんの夫、子どもおよびその他同居家族
(2)10代後半から40代の女性(特に妊娠希望者または妊娠する可能性の高い方)
(3)産褥早期の女性
のうち、風しんの抗体価が十分であると確認できた方以外の方は、任意での予防接種を受けることを
ご検討ください。
風しん抗体検査・ワクチン接種について
風しんの抗体検査・ワクチン接種について、費用の助成を行っている市町村があります。
詳しくは、お住まいの市町村の予防接種担当課までお問い合わせください。
風しん対策助成事業リーフレット [PDFファイル/338KB]
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