HIV・エイズについて
HIV・エイズについて | |
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エイズってどんな病気?エイズってなに?エイズはHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染することによっておこる病気です。 HIVが免疫に関わる細胞などに感染し、徐々に免疫が減っていくことで普段は感染しない細菌やカビなどに感染しやすくなります。この状態をエイズといいます。 HIVに感染した後、数週間インフルエンザの様な症状がみられることもありますが、その後は症状のない期間(無症候期)が数年から10年以上続く方もいます。 エイズと診断される前に、HIVへの感染がわかることで、早期に治療を開始することができます。また、治療を継続することで発症を防ぎ、普段とかわらない日常生活をおくることができます。 どうやって感染するの?HIVは、主に血液、精液、膣分泌液を介して、皮膚や粘膜の小さな傷から侵入し感染します。 感染経路の多くは性行為によるものです。 感染力は非常に弱く、傷のない正常な皮膚から感染することはありません。 そのため、HIVに感染している方と食事をともにする、お風呂やプールに入る等の性行為以外の日常生活で感染する可能性はまずありません。 予防方法は?精液・膣分泌液が粘液に触れないようにするためには、コンドームの正しい使用が有効です。 破損のないコンドームを行為の始めからおわりまでつけておくことが重要です。 コンドームの正しい使用により、他の性感染症を予防する効果もあります。 また、ピルやペッサリーの使用は避妊になりますが、HIVや他の性感染症の感染を防ぐことはできません。 感染しているか調べるにはどうしたらいいの?HIVに感染しているかどうかは血液検査で調べることができます。 県内の保健所で、無料・匿名のHIV抗体検査を実施しています。 検査日時は「HIV・エイズや梅毒に関する相談・検査について」で確認できます。 【検査を受ける時期】 ・HIVに感染してから、HIV抗体ができるまでに多くは6週間から8週間かかるといわれています。 ・感染しているにもかかわらず、感染直後に検査を受けた場合「陰性」と判定されることがあります。 ・感染の機会から6週間以上(できれば8週間)経過している時期に検査を受けてください。 ・検査結果が「陰性」であった場合、検査で陽性になる期間に個人差もありますので、感染していないかを確定する意味で、感染の機会から3か月以降に再度検査を受けることをおすすめします。 ・心配なときには、まず検査を受けてみましょう。その後、適切な時期に再度検査を受けてください。 治療方法はあるの?現在、からだの中からHIVを完全にとりのぞく治療法はありません。しかし、治療方法は日々進歩しています。感染しても、感染を早く知り、治療を早期に開始・継続することで、エイズの発症を防ぎ、普段とかわらない日常生活をおくることができます。 治療を継続し、体内のHIVのウイルス量が大きく減少すれば、HIVに感染している人から他の人への感染リスクをゼロに近いレベルまで下げることも確認されています。 エイズに関する専門カウンセリングエイズ治療中核拠点病院である公立大学法人福島県立医科大学附属病院において、HIV感染者・エイズ患者及びその家族等を対象に、安心して適正な治療を継続していただくための専門カウンセリングを実施しています。 エイズ専門カウンセリング (公立大学法人福島県立医科大学附属病院のページへ)
HIV・エイズの正しい情報を得ようHIVは性行為の経験がある人なら、誰でも感染する可能性があります。そのため、HIVに関する正しい情報・知識を得て、理解することが大切です。 しかし、HIV・エイズをいまだに「不治の病」と思ったり、周りの理解がなく差別を受けることもあります。そういった差別や偏見をなくすためにも、正しく理解してもらえるように取り組んで行く必要があります。 エイズQ&AエイズQ&A (API-Net エイズ予防情報ネットのページへ) レッドリボンエイズに対する理解と支援の象徴です。 このレッドリボンの意味を知り、レッドリボンを身につけることによって、エイズをみんなで考えましょう。 レッドリボンについて (公益財団法人エイズ予防財団のページへ) 世界エイズデー世界エイズデー(World AIDS Day)は、世界レベルでのエイズのまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を目的に、WHO(世界保健機関)が1988年に制定し、その後UNAIDS(国連合同エイズ計画)が継承した活動で、毎年12月1日を中心に、世界各国でエイズに関する啓発活動が行われています。 本県でも、保健所を中心に、街頭での周知活動等の啓発活動を行ってます。エイズに関する出前講座各保健所では、エイズに関する正しい知識や予防の普及啓発のため、出前講座を実施しています。 |