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子宮頸がん予防のためにHPVワクチンを受けましょう!

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年10月22日更新


キャッチアップ接種

子宮頸がんについて

 子宮頸がんは子宮の入り口にできるがんのことで、子宮頸がんの95%以上がHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が原因と考えられています。

 このウイルスは、女性の多くが“一生に一度は感染する”と言われています。

 日本では毎年約1.1万人の女性が子宮頸がんになり、毎年約3,000人の女性が亡くなっています。なりやすい年齢は30歳から40歳代ですが、近年は20歳代も増加しています。

子宮頸がんの予防について

 子宮頸がんの予防には、HPVワクチンの接種子宮頸がん検診の2つです。

 HPVワクチンを接種することで、HPVの感染を防ぎます。

 HPV以外にもがんになる原因はあるため、定期的に子宮頸がん検診を受けることで、がんの早期発見・治療に繋がり、命を落とすリスクが減ります。→がん検診についてはこちらをご覧ください。

HPVワクチンの効果と副反応について

ワクチンの効果

HPVには様々な種類(型)がありますが、HPVワクチンはその中で子宮頸がんと関係の深いHPV16型やHPV18型の感染を防ぎます。

海外の研究では、ワクチンを打っていない人と比べ、ワクチンを打った人の子宮頸がんになるリスク最大88%低下したとの結果も出ています。

また、HPVワクチンは子宮頸がんの他に中咽頭がんや尖圭コンジローマといった他の疾患も予防します。

※ワクチンの安全性について・・・2021年11月12日に開催された専門家が集まる会議(予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会)において、 HPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められました。 

ワクチンの副反応

HPVワクチン接種後には、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがありますがこれは正常な反応です。まれですが、重い症状(アナフィラキシー(呼吸困難やじんましん等)、神経系の症状(手足の力が入りにくい)など)が起こることがあります。

気になる症状が出たら、接種した医療機関やかかりつけ医にご相談ください。→詳しくはこちらをご覧ください。

◎予防接種健康被害救済制度について

 極めてまれですが、予防接種を受けた方に重い健康被害を生じる場合があります。

 HPVワクチンに限らず、日本で承認されているすべてのワクチンについて、ワクチン接種によって、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障が出るような障がいが残るなどの健康被害が生じた場合は、法律に基づく救済(医療費、障害年金等の給付)が受けられます。

 予防接種による健康被害についてのご相談は、お住まいの市町村の予防接種担当にお問い合わせください。→市町村の問い合わせ先はこちら

HPVワクチンの対象者や接種スケジュール等について

対象者

◆定期接種の対象者

 小学校6年から高校1年生相当の女子

◆キャッチアップ接種の対象者※

 平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの女性

 ※通常の定期接種の対象年齢の間にHPVワクチン接種の機会を逃した方に対して、公費によるワクチンの無料接種を実施しています。

  キャッチアップ接種の方が、無料で接種できるのは令和7年3月31日までです。ワクチン接種は3回接種する必要があるため、早めに接種しましょう。

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ワクチン接種の種類とスケジュール

 HPVワクチンは、2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード)があります。

 サーバリックス及びガーダシルは子宮頸がんを起こしやすい種類であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。

 シルガードは、HPV16型と18型に加え、31型、33型、45型、52型、58型の感染も防ぎます。そのことにより、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。

 

【接種スケジュール】

ワクチンは3回を通常6ヶ月かけて接種します。ただし、最短4ヶ月で完了することもできます。

主治医と相談しながら接種スケジュールを検討してください。

ワクチン種類

※1: 1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上あけます。5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。
※2・3: 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※2)、3回目は2回目から3か月以上(※3)あけます。
※4・5: 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の1か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※4)、3回目は1回目から5か月以上、2回目から2か月半以上(※5)あけます。

費用

 定期接種及びキャッチアップの対象者は、原則公費(無料)でHPVワクチンを受けることができます。

 (県外で接種する場合、費用の取り扱いが異なる事があります。詳しい費用はお住まいの市町村へお問い合わせください。)

 ※HPVワクチンは対象者以外が接種する場合、約5~9万円かかる予防接種です。

HPVワクチン接種の流れ

(1)病院を選ぶ

   ワクチンを接種できる医療機関を探しましょう。→接種できる医療機関はこちら

   ※市町村によって接種できる医療機関が決まっている場合があります。お手元に届いている案内を御確認いただくか、お住まいの市町村へお問い合わせください。→市町村の問い合わせ先はこちら

(2)予約を入れる

   医療機関に連絡して、ワクチン接種の申込みを行いましょう。

   希望するワクチンの種類も必ず伝えてください。ワクチン予防接種予診票がない場合や、通知書に同封されていない場合は、病院に伝えておきましょう。

(3)病院に行く

   病院に着いたら受付を済ませ、注意事項を確認の上、予診票に記入し体温を測りましょう。

   ※母子健康手帳(13歳以上の方は、接種済証、接種記録カードでも可)と、予診票がある場合は持参してください。

(4)医師の予診

   医師による問診がありますので、もし他のワクチン接種の予定がある場合やこれまでワクチンを接種して異常があった場合は、必ずお伝えください。

(5)ワクチン接種

   ワクチンを接種します。接種後は30分程度、病院に座って安静にしてください。またワクチンを接種した日は激しい運動は控えましょう。

   ※ワクチン接種は合計2~3回必要ですので、次回の接種日も相談しましょう。

解説動画

日本医師会及び福島県医師会では、HPVワクチンについて詳しく説明した動画を公開しています。

ぜひ、チェックしてみてください。

◆日本医師会(約10分)

「教えて!日医君!HPVワクチン2~知っていますか?若い世代に増えている子宮頸がん~」

◆福島県医師会(約30分)

子宮頸がんは予防できる~HPVワクチンと検診で子宮頸がんのない世界へ~

 

厚生労働省ホームページをご覧ください

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