よくある質問(感染症)
感染症
Q1 O157等腸管出血性大腸菌感染症に感染するとどうなるのですか。A1 潜伏期間はおよそ3~5日です。症状は、血便激しい腹痛が中心で、典型的な症状では、下痢の後で鮮血便となります。菌が検出されても血液の混入をみない例や、健康保菌者の例もあり、また、悪寒、発熱および上気道感染を伴う風邪様の症状の場合もあります。血便を訴えて数日~2週間以内に、溶血性尿毒症症候群(HUS)を続発することがあり、HUSは急性腎障害、血小板減少症、細小血管溶血性貧血を主症状とする症候群で、この症状を併発すると致命率は30~50%と高くなります。感染源は、患者(含む、牛等)の糞便、それに汚染された食品、水、器物及び手指で、経口感染によって起こります。 対策
Q2 エイズについて詳しく教えてください。A2 エイズはHIV(ヒト免疫不全ウイルス)というウイルスによって引き起こされる感染症です。体を病気から守っている免疫力を破壊してしまう病気で、健康時には体の中に入っても病気を起こさないような弱い病原体に対しても抵抗力を失い、重症の肺炎や脳炎などを起こします。
Q3 C型肝炎について詳しく教えてください。A3 A型肝炎でもB型肝炎でもなく、原因が分かっていなかった肝炎を「非A非B型肝炎」と呼んでいましたが、C型肝炎ウイルスが確認され、非経口的に感染する非A非B型肝炎の大半もC型肝炎であることが明らかになりました。C型肝炎ウイルスを含む血液の輸血や、薬物乱用者の不潔な針なども危険因子とされています。効果的な抗ウイルス剤は、まだありませんが、インターフェロンによる治療効果が知られています。
Q4 C型肝炎と診断されました。平成20年4月から、医療費の助成制度ができたと聞いたのですが、対象になりますか?A4 平成20年4月1日から開始された福島県肝炎治療特別促進事業の対象になるかというご質問ですね。概要は以下のとおりです。
この医療費助成を希望する方は、住所地を管轄する保健所に申請していただくことになります。申請に必要な書類、その他詳細については、当所健康増進課(電話:024-534-4161)にお尋ねください。 Q5 オウムを飼っています。鳥からうつる病気があると聞いていますが、症状と何に気をつければいいのか教えてください。A5 鳥からうつる病気にオウム病があります。 症状は突然の38.0℃以上の発熱・乾性の咳・粘液痰・全身倦怠感・食欲不振・筋肉痛・関節痛があります。 予防方法は、飼育鳥のふんを片付けるときにはマスクをし、うがいと手洗いをしっかりしましょう。 えさを口移しで与えることはやめましょう。 症状が出た場合は、早めに医療機関を受診し、鳥と接触したことがあることを説明しましょう。 詳しくは、国立感染症研究所感染症情報センターのホームページを覧ください。 Q6 結核であると言われました。家族やまわりの人にうつらないか心配なのですが、どうしたらよいでしょう。A6 結核は、重症の結核患者が咳やくしゃみをしたときに飛び散るしぶきの中の結核菌を吸い込むことでおこる(空気感染)感染症です。菌量が多いほど、患者と一緒にいる機会が多いほど感染の危険性は高くなります。なお、軽症で、たんの中に菌を出していない場合は、他にうつす恐れはありません。 結核は感染しても(結核菌を吸い込んでも)すべてが発病にいたる病気ではありません。感染した人で一生のうち発病するのは10人に1人程度といわれています。感染して1年から2年で発病する場合と、何年かたって体が弱ってきたときに、眠っていた菌が目を覚まし発病する場合があります。高齢や糖尿病で抵抗力が弱まっているときは発病しやすくなります。 保健福祉事務所では、保健師が家庭訪問をして治療や検診の相談を行っていますので、ご利用ください。(今は家屋の消毒は行っていません。) Q7 海外旅行に行くのですが、どのような予防接種を受けたらいいですか?A7 旅行先、滞在期間によって予防接種の種類や接種の有無が異なってきます。 下記のホームページで感染症の確認をしたり、直接検疫所にお問い合わせください。 仙台検疫所 電話 022-367-8101 |