福島県の新しいお米「福乃香」
福島県の新しいお米「福乃香」
「福乃香」のプロフィール
「福乃香」は酒質が優れる品種の開発を目指し、平成16年(2004)に「山田錦」の血を引く「静系酒88号(のちの誉富士)」を母、酒質が優れる「山形酒86号(のちの出羽の里)」を父として交配し、生産者や蔵元にも協力いただきながら酒質等の確認を繰り返し、15年もの月日をかけて完成した品種です。
1 育成の経過
平成16年 平成21年 平成29年 平成28~30年 平成29~30年 令和元年
令和2年 |
母「静系酒88号」×父「山形酒86号」を交配 郡系893の系統番号を付与 福島酒50号の地方番号を付与 奨励品種決定調査 実規模での栽培試験及び醸造試験 県の奨励品種に採用 品種名を「福乃香」と決定 品種登録出願公表 |
2 品種特性
・酒造りで求められる心白が入りやすく、大杙特徴が有ります。
このため、精米歩合を高めると醸造時に溶けやすいという短所はあるものの、
他の酒造好適米と比べてアルコール収得量が多く、酒は雑味のないきれいな味で、
香り高くなる長所があります。
・他の酒造好適米と比べて倒れにくく、いもち病や冷害にも強いので、作りやすい
品種です。収量は「五百万石」並~やや劣ります。
3 普及対象地域
県内の平坦地域(300m以下)
福乃香_栽培歴(中通り・浜通り) [PDFファイル/225KB]
4 育成機関
福島県農業総合センター(福島県郡山市)
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