福島県の水稲オリジナル品種「里山のつぶ」
印刷用ページを表示する 掲載日:2017年11月14日更新
「里山のつぶ」のプロフィール
「里山のつぶ」は、中山間地域向け品種として、福島県が11年の歳月をかけて開発しました。
「里山のつぶ」は、県内の冷涼な里山で広く栽培される品種になって欲しいと願い命名されました。
「里山のつぶ」のプロフィール
1 育成経過
平成15年 平成19年 平成21年 平成21~26年 平成26年 |
県内中山間向け品種の開発を目的に、母「新潟71号、ゆきん子舞」×父「福島14号」を交配しました。 「郡系762」の系統番号を付けました。 「福島30号」の地方番号を付けました。 水稲奨励品種決定基本調査で試験栽培を行いました。 水稲有望系統現地適応性試験を行い、育成を完了しました。 |
2 「里山のつぶ」の特徴
○ 栽培適地は標高300m以上の中山間地域です。
○ 出穂期・成熟期は「あきたこまち」に比べ2日ほど遅くなります。
○ 倒伏しにくく、いもち病や低温に強いので栽培しやすい品種です。
○ 米粒は大きく、収量は「あきたこまち」に優ります。
○ 食べたときにしっかりした歯ごたえと、適度な粘りが感じられる、「あきたこまち」並の良食味品種です。
3 普及対象地域
県内全域の中山間地域(標高300m以上)
4 育成機関
福島県農業総合センター(福島県郡山市)
生産者の皆様へ
生産者向けパンフレット
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