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肉畜科(牛)

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年7月7日更新

肉畜科(牛)では、種雄牛の造成や肥育技術に関する研究をしています。


種雄牛については、種雄牛の紹介ページをご覧ください。

  肉畜科(牛)の研究内容

 本県では、東日本大震災に伴う風評による他県との枝肉価格差がある中で、「福島牛」のブランド回復と他地域との差別化を進めるための研究を行っています。

 

1 超音波肉質診断装置を活用したIct肥育管理システムの開発

 本県では、「福島イノベーション・コースト構想に基づく先端農林業ロボット研究開発事業」により、牛生体の超音波画像と、と畜後の枝肉を枝肉画像撮影装置により撮影した画像のデータを組み合わせ、人工知能に学習させることにより、成育途中の肥育牛の超音波画像から将来の枝肉成績を推定できる技術を全国に先駆け開発しました。

 本技術の活用により、飼料費などの肥育コストの削減や、枝肉単価及び上物率向上による「福島牛」のブランド力向上を進めています。

超音波肉質診断

 

2 地域資源を活用した肥育牛への給与試験

 「福島牛」の差別化のため、全国有数の日本酒産地である福島県の地域資源「酒粕」に着目し、酒粕の給与が牛肉に与える影響を理化学分析や、食味試験など総合的に分析することにより、「福島牛」の新たなブランドの確立を目指しています。