あんしん歩行エリア
道路整備課
あんしん歩行エリア
◇ あんしん歩行エリアとは
歩行者及び自転車利用者の安全な通行を確保するために、緊急に対策を講ずる必要があると認められる地区において、都道府県公安委員会または関係道路管理者の申請に基づき、国家公安委員会及び国土交通省が指定する区域のことです。
◇ あんしん歩行エリアの要件
あんしん歩行エリアは、以下の要件に基づき箇所を選定しています。(1)人口集中地区(DID地区)内であること(2)当該地区における平成16年から平成18年までの単位面積(1km2)当たりの歩行者・自転車事故件数が、12.65 (件/km2)以上の地区(3)面積が概ね1km2程度であること
◇ 目 標
国・県・市町村の道路管理者及び県公安委員会が連携して面的に交通安全対策を実施することにより、エリア内における歩行者、自転車の死傷事故をH16からH18の3年間に発生した事故件数の平均に対して2割抑止することを目標にしています。
◇ 対策例
<交安委員会>
- 横断歩道、自転車横断帯の設置
- 低周期信号機の設置、信号機の多現表示化・LED化、自発行標識(一時停止)の設置 等
<道路管理者>
- 交差点改良
- 交差点カラー化
- 歩道の段差
- 自転車歩行者道における自転車通行位置の明示 等
◇ 福島県の取り組み
福島県では、下表の8地区が指定されています。 このうち、福島県道路管理者の対策が位置付けられた箇所は、福島南地区、郡山開成地区を除く6地区で22対策あり、平成24年度末までの実施状況は6地区15対策となっています。
地区名 | 市町村名 | 用途地域指定状況 | 面積(km2) | H16〜H18事故件数 | ||
死傷事故 | 歩行者自転車事故 | 事故密度 | ||||
福島中央 | 福島市 | 商業系 | 1.329 | 545(181.7) | 201(67.0) | 50.4 |
福島南 | 福島市 | 住居系 | 1.444 | 674(224.7) | 162(54.0) | 37.4 |
郡山駅前 | 郡山市 | 住居系 | 1.460 | 781(260.3) | 301(100.3) | 68.7 |
郡山開成 | 郡山市 | 商業系 | 1.290 | 276(92.0) | 115(38.3) | 29.7 |
会津若松中央 | 会津若松市 | 住居系 | 1.180 | 249(83.0) | 116(38.7) | 32.8 |
原町 | 南相馬市 | 商業系住居系 | 1.503 | 234(78.0) | 59(19.7) | 13.1 |
平 | いわき市 | 商業系住居系 | 1.836 | 557(185.7) | 146(48.7) | 26.5 |
植田 | いわき市 | 商業系住居系 | 1.054 | 214(71.3) | 52(17.3) | 16.4 |
※上記「H16〜H18事故件数」欄のカッコ内の数値は3年平均の値
◇ 取り組み事例
自転車専用通行帯(自転車レーン)の整備
(県道河内郡山線 郡山市虎丸町地内)