防災とボランティア週間
平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災を教訓にするため、「防災とボランティアの日(1月17日)」と「防災とボランティア週間(1月15日~21日)」が定められました。
阪神・淡路大震災は想定外の規模の災害でしたが、それに伴い過去にないほど大勢のボランティアが被災地で活躍し、災害時におけるボランティア活動や災害への備えの重要性が改めて認識されることになりました。
当県も直近では、令和5年台風13号による大雨被害の際に約4700名の方にボランティア活動へ参加していただきました。
「防災とボランティア週間」にあわせて、自分が出来る災害ボランティアや災害への備えについて考えてみましょう。
身近にできる防災対策
災害はいつ起こるかわかりません。明日、もしくは今夜起こる可能性がある災害に対して、一人一人の心構えが大切です。自分の命、そして大切な人の命を守るためにも、まずは家庭内で身近にできることから始めましょう。
家族で災害の備えを確認
〇避難場所・避難経路を確認しましょう
住んでいる地域の周りでどのような災害が起こる可能性があるかを、ハザードマップを見て
確認するとともに、避難場所と避難経路も確認しておきましょう。
下記のバナーから確認できます。
←クリックして確認
〇安否確認の方法を確認しましょう
突然の災害時には携帯電話が繋がりにくくなり、家族の安否がわからなくなる場合があります。
事前に家族の集合場所を決めたり、災害用伝言ダイヤル(171)などの使用方法を確認したりしましょう。
※「災害用伝言ダイヤル(171)とは」
災害発生時、局番なしの「171」に電話をかけると伝言を録音でき、自分の電話番号を知っている相手が
伝言を再生できます。
≪リンク≫災害用伝言ダイヤル(NTT東日本公式ホームページ)
〇「マイ避難」を考えましょう
「マイ避難」とは、日頃から一人一人が自分に合った適切な避難行動について考え、備えることです。水害か
ら自分や大切な人の命を守るためには、自宅や職場などの洪水や土砂災害等の危険性を普段から理解し、災害
が発生する前に安全な場所に速やかに避難する必要があります。このような避難行動をいざというときに速や
かに行うために普段から「マイ避難」について考えましょう。
≪リンク≫「マイ避難シートをつくりましょう」(福島県公式ホームページ)
備蓄品・非常持ち出し品を準備
〇備蓄や非常持出品を確認しましょう
ライフラインが止まった場合に備えて、日頃から備蓄や非常持ち出し品を準備しましょう。
備蓄は3日分を目安にし、水や食料の他にも日用品や常備薬、感染症対策グッズ(消毒液やマスク、体温計等)
なども準備しましょう。
上記は一例です。要介護者のいる家庭、乳幼児のいる家庭、ペットのいる家庭など、それぞれの家庭で必要な物は異なります。予め何が必要になるのか確認しておきましょう。
室内の危険な場所を確認
〇家具を固定しましょう
大きな地震が発生すると家具が転倒し、その下敷きになる場合があります。
家具を固定することで転倒対策をしましょう。
〇家具の配置を工夫しましょう
ドアの付近や避難経路に大型の家具を置いていると、万が一家具が転倒した場合に逃げ道を塞ぐことになりま
す。避難の妨げにならないよう家具を配置しましょう。
災害ボランティアについて
災害ボランティアとは
被災地の復旧・復興には災害ボランティアの活動が欠かせません。大規模な災害が起きた際、見返りを求めず、自発的に行う被災地への支援活動が災害ボランティアです。被災地のために「何かしたい」という気持ちがあれば、未経験でも体力に自信が無くてもできる活動があります。
(活動例)
・がれきの撤去
・泥だし
・物資、衣類の仕分け
・炊き出し
・災害ボランティアセンター運営の手伝い 等々
(災害ボランティアによる支援物資の積み降ろし:東日本大震災時)
被災地へ行く前に注意すること
被災地の状況を確認し、災害の種類や時期に合わせた服装・持ち物の準備、宿泊場所の手配など事前の手配をしたうえで被災地に入るのが望ましいです。何の準備もしないままでは、被災地の負担になる場合があります。
災害ボランティア活動の始め方については下記のリンク先を参照してください。