取組名:ふくしまSDGs博の開催
9月24、25の両日、郡山市のビッグパレットふくしまで、行政、団体、学校、企業など約100社と連携し、楽しみながらSDGsを学ぶ「ふくしまSDGs博」を初めて開催しました。
県知事や学生のトークセッションを実施したほか、教育評論家の尾木ママ、さかなクンなどのゲストがSDGsの重要性を多くの来場者に呼びかけました。
中高生が2日間の活動で得た学びを「未来宣言」にまとめ閉幕の際に発表しました。
燃料電池車を4台使用し浪江町産の水素から発電した再生可能エネルギーでメーンステージの電源を賄いました。
衣料品リサイクル運動、マイ箸運動、マイボトル啓発なども各種団体、企業と一緒に取り組みました。
2日間で約1万6千人が来場し、未来を自分事に考え、SDGsを実践していく第一歩となりました。
中高生が2日間の活動で得たSDGsの学びを「未来宣言」にまとめ、閉幕の際に発表しました。
内容を新聞1面トップで取り上げ、県民の機運を大きく盛り上げました。
取組のアピールポイント
産官学あらゆる参加者が連携して作り上げたイベントは17番目のゴールに貢献するもので、県総合計画の第3章に記載された「調和しながらシンカ(深化、進化、新化)」にもつながるものと考えます。
また、博覧会形式のイベントは、あらゆるゴール(目標)に向けた活動をPRし、発信する機会となりました。
それぞれが多くの県民にSDGsの必要性をアピールしたほか、福島県のより良い未来をつくるため、連携して取り組むことの重要性を示せたと考えます。
また、県外13の新聞社に取り上げられ、県内にとどまらず、今回の活動が幅広く発信され、認知されたと思います。
この結果、県内の取り組みが高く評価され、県民にとって誇りや自慢となり、機運を盛り上げ、あらたなネットワークづくりにも生かされ、ゴールに向けた動きを加速すると信じています。
取組を始めたきっかけ
SDGsという言葉は知っていても、どう実践したらよいか分からない。多くの県民はこうした感想を持っています。
人口減少、気象変動、東日本大震災から11年。私たちの住む世界は大きく変わりつつあります。
誰もが安心・安全に、そして心豊かに暮らしたいと思っていますが、何もしなければその願いを叶えることはできません。
一人一人があらゆる社会課題にしっかりと向き合い、解決策を考えて行動することが何よりも必要です。
ふくしまSDGs博を通じ、多くの県民があらためてSDGsの重要性を学び、いつまでも笑顔で住み続けられる福島、誰一人取り残されない世界の実現を目指し行動してもらうことを目的に開催しました。
取組を進める上での課題
初めてのイベントで集客も読めず、さらにはコロナ感染拡大の影響も心配されましたが、予想を超える来場者を集め、福島県に根差す新聞社の社業として誇りに思います。
SDGsを生真面目で堅苦しく感じてしまう県民も多いのではと懸念されましたが、出展企業はもちろん、参加者のSDGsへの意識は予想以上に高く、運営側も大きな刺激を受けました。
一方で収支的に難しい部分もあり、また、膨大な作業も必要となるため、そうした意味でも産官学がもっと深く連携してイベントを開催するべきと考えております。
今後の展望
今後も形式や規模にとらわれず、県民参加型のイベント等を開催していく予定です。
さらには地元の報道機関として、産官学が取り組むSDGs活動を紙面などを通じ、積極的に紹介・応援し続けます。
会員情報
会員情報は<こちら>をご覧ください。