取組名:サーキュラーエコノミーの実現と世界標準化、リサイクル活動の認知活動
ナプロアースでは使用済み自動車を買取し「部品のリユース」や「素材のリサイクル」として有効活用しています。
また、車で使用されたフロンを回収して、温暖化抑制に貢献しならが、地球環境の保全に尽力しています。
そして、リサイクルされた自動車は重量ベースで99%が再資源化されています。
これらの活動は、地域の小学生・中学生、地域住民の方々に工場見学を受け入れたり、当社の取り組みをSNS等で発信し、リサイクルの普及と啓蒙を続けています。
また、地域の方々と交流しながら工場周辺の清掃活動、 慈善活動を通じて新しい価値観を作り出しています。
取組のアピールポイント
廃車といわれる使用済みの自動車は、リユースやリサイクルを促進し精緻な処理を行なえば、ゴミを極力減らすことができ、さらには資源の有効活用が可能となり、SDGsの12番目のゴール「つくる責任、つかう責任」に貢献するとともに総合計画第4章掲げた「連携・共創」の理念にも合致します。
私たちの取り組みは、地域社会との連携・学びの共創のためのきっかけづくりと称し、会社見学やリサイクル祭りを開催し啓蒙をしており、これまで延べ2,200人以上の方々にご参加いただいております。
リサイクルを通じて「捨てる」から「蘇らせる」ことを皆さまに伝えております。
取組を始めたきっかけ
東日本大震災による災害からの廃車を自衛隊や自治体と連携して車両を処理することから始まりました。
また近年の災害で発生する水害車、水没車、被災車を引き取ってリサイクルを行い、資源を大切にする事業をはじめました。
さらに、これまでリサイクルに関連の無かった方々と共に学ぶ場の提供として、啓蒙活動を取り組むようになりました。
取組を進める上での課題
近年より続く感染症対策には課題が残っており、2020年以降には「youtube」をはじめ、各種SNSを通じてリサイクルに関する動画等をアップして直接見学できない方々へも伝わる様に取り組んでいます。
一方、対面でしか得られない経験や参加者同士のつながりも大切なため、ライブとリモートどちらでも参加できる開催方法を今後は検討して行きたいと考えています。
今後の展望
今後は対面の意見交換を広げて、現場に来られない、学生や学校にも視察する場を提供することで環境に対する意識を高め、モノを大切にし、地球環境の保全を伝え続けます。
今後は使用済みの廃材を利用したアップサイクルについても力を入れていき「捨てる」から「蘇らせる」部分をより進めていきます。
そして、本県の将来の姿として、 “「ひと」「暮らし」「しごと」が調和しながら シンカ(深化、進化、新化)する豊かな社会 ”がありますが、この現場を通じて、人が繋がり、地域の人々の暮らしを守り、仕事場を通じてシンカできる場である「ナプロアース」を提供していきたいと考えています。
会員情報
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