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エントリーNo.15 株式会社福島中央テレビ

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印刷用ページを表示する 掲載日:2023年2月1日更新

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取組名:ごみ拾いを県民運動に!

福島県はごみの排出量が全国ワースト2位という現状をうけ、番組やイベントを通してごみに関する意識向上を図る取組です。
「ゴジてれChu!」番組内の「ブンケン歩いてごみ拾いの旅」では、県内出身の俳優・鈴木文健さんが地域の方と交流しながらごみを拾う姿を放送しています。
約3年継続して毎週発信しており環境保全への思いを広く伝えています。
この取組は本年の日本民間放送連盟賞「放送と公共性」部門で優秀賞を受賞し全国の放送局から注目を集めました。
その他自治体や企業と連携した「県内一斉清掃」などを企画し意識喚起を行っています。

取組のアピールポイント

番組で拾ったごみの量は11.4tとなりました。
コーナー視聴率を基にした年間ののべ視聴人数は259.4万人(推計)と、多くの方に身近な環境保全活動であるごみ拾いを通して「ごみを出さない、捨てない、拾う」というメッセージを発信し続けることで総合計画第4章「環境にやさしい循環型社会づくり」に貢献します。
企業や学校の皆さんと共にごみ拾いを行う番外編も放送しており、県民が主人公となることで一人一人の積極的な取組に繋がります。

取組を始めたきっかけ

20年1月に始まった「ブンケン歩いてごみ拾いの旅」は、県内の野球場が東京五輪会場に決定したことをきっかけに「きれいな福島県に皆さんをお迎えしたい」と企画されました。
ロケに地域の方が参加したりごみ拾い会場へ行き一緒に活動したりと、番組と連動しながら地域と関わりごみ拾いの輪が広がっていく過程で、福島をきれいにすることで地域を盛り上げ、県内のSDGsを推進したいという思いが企画の主旨となりました。

取組を進める上での課題

地域の方が一緒にごみを拾ってくれたり、「私もごみ拾いを始めました」というお便りをいただいたりすることも増えている一方で、一度ごみを拾った場所に再び行くと、ごみが捨てられ元通りになってしまっていることもあります。
またごみは大半が大人が出したものであり、それを地域の子どもたちが拾ってくれていることにも心を痛めています。
すぐには変わらない問題だからこそ粘り強い発信が必要と考えています。

今後の展望

「ごみ拾いの輪」を広げ、ごみ問題への意識向上と共に「ごみの減量・リサイクル・フードロス」など環境に配慮したライフスタイルを推進したいです。
SDGsプレーヤーを紹介する自社番組「ふくしま未来ストーリー」でリサイクルやフードロスに取組む企業も紹介しており、弊社内の食堂では社会福祉施設と連携して食料残さを飼料化し資源循環に取り組んでいます。
ごみ拾いから一歩すすんだ、環境にやさしい循環型社会づくりを目指してまいります。

会員情報

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