取組名:女性に寄り添うライフ・ワークサポート事業
働きたいと考えているものの子育てによるブランクにより就職に不安がある女性などを対象に、就職または再就職への支援を図ることを目的として、「はたらく」に関連するテーマについて参加者同士で話し合う『ママのしゃべり場』、就労相談や求人のあっせん等を無料託児サービス付きで行う『個別相談会』、短時間勤務・ワークシェアリングを取り入れた就労支援モデルの仕組みづくりのための『実証実験』、女性の雇用促進や多様な働き方を推進するための『事業者向けセミナー』などを実施しています。
取組のアピールポイント
女性が自分らしく生き生きと幸福度の高い生活を送れるよう、ライフ(くらし)とワーク(しごと)の両立を支援するこの取り組みは、女性の活躍や多様な働き方を推進し、特にSDGsの5番目のゴール「ジェンダー平等を実現しよう」や11番目のゴール「住み続けられるまちづくりを」に貢献するものと考えています。
また、県総合計画の目指す将来の姿である『「ひと」「暮らし」「しごと」が調和しながらシンカ(深化、進化、新化)する豊かな社会』の実現に、まさにつながっていくものと考えています。
取組を始めたきっかけ
白河市では、現在、「みらいの暮らしをつくり、豊かに住み続けられる『まち』の拠点」をコンセプトとした複合施設の整備を進めています。
その実現にあたり、就職や職場復帰に不安を抱える女性や仕事と家事・育児の両立を目指す女性の支援が求められていることから、複合施設に民間と連携して導入する機能の実証実験として、本事業を実施しています。
取組を進める上での課題
子育て中の女性を対象としたアンケート調査結果からは、未就業者の多くは子育て等によるブランクで就職への不安を抱えていることや、希望する短時間勤務の仕事がないなど、勤務条件が合わずに働けないでいる実態が明らかとなりました。
一方で、企業を対象としたアンケート調査結果からは、半数以上の企業が募集した人数を雇用できず、採用にあたり折り合わなかった条件として「勤務時間が合わない」という回答が多く、求職者とのミスマッチを解消していく必要があると考えています。
今後の展望
実証実験の結果なども踏まえて、複合施設に、行政との連携による相乗効果が期待できる民間機能(官民連携事業)の一つとして、子育て中の女性をメインとした不安解消・仲間づくり・就労支援を行う「女性サポートステーション」の導入を目指します。
会員情報
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