取組名:アップサイクル商品の開発を通じた若者による持続的な地域づくりプロジェクト
「お茶を通じて地域を知り、地域と関わる」をコンセプトに、規格外フルーツ、耕作放棄地で自ら栽培したハーブをブレンドしたフルーツハーブティーを製造販売することで、フードロス、耕作放棄地の問題の解決に貢献しています。
また、企画から製造販売に県内の大学生、高校生が関わることで、継続的に若者が地域に関わる仕組みを同時に創出しています。商品は 11/5.6 に新宿御苑にて開催されたSDGs関連のイベント「GTF グリーンチャレンジデー2022」にてお披露目し、県内では 11/19 に観光物産館でのイベントでお披露目、その後随時 EC サイトや県内外のカフェ、セレクトショップでの販売を開始しました。
今年度は 7つの生産者(福島市、伊達市、田村市、葛尾村、飯舘村)からフルーツを仕入れさせていただいており、来年は 20 件に増やす予定です。田村市と川内村にて計 3 か所の耕作放棄地で行っているハーブ栽培も来年も継続していきます。活動については主に Instagram 及び note にて発信しており、生産の裏側を消費者が知り、より福島に興味を持つ仕掛けを行っています。
取組のアピールポイント
生産、販売を通してフードロスや耕作放棄地問題と向き合う点は、SDGsの12番のゴール「つくる責任、つかう責任」に貢献します。
また、総合計画第4章には、施策を推進する際の大事にしたい視点として「連携・共創」の記載があります。私たちの取組は、まさに連携や共創のきっかけづくりにつながるものと考えます。
取組を始めたきっかけ
元々は2015年に海外で働いていた際に、福島の印象が悪く、それを覆したいという思いから事業をはじめました。
福島県内で未活用の地域資源を活用した飲食業を行っている中で、多くの果物農家様より規格外の果物を商品にできないかと相談を受けることがありました。規格外の果物を福島の魅力に変える事業を行いたい。その上で事業を通じて私のように福島で新たな挑戦を行う若手人材を育てたい。そんな思いが重なり、学生を絡めた当事業が始まりました。
取組を進める上での課題
上記のきっかけもあり、福島の魅力全国、世界へ広げたいという目標があります。
しかし、私たちの動ける範囲にも限度があり、大量生産もできない中でどのように全国に当事業、福島の魅力を届けていけるかが課題です。
SNSやオンラインショップにて場所が限られない発信を行いながら模索しています。
今後の展望
取り扱うフルーツの量、種類を増やし、より多くのフードロスをなくすことに努めていきます。また、ハーブティーのみならず、日本茶や紅茶、お酒まで様々な切り口で規格外のフルーツの活用を行っていきます。
積極的に県外や国外のイベントに参加することで、より外へ福島の魅力と、取り組みを発信していきたいと考えています。
会員情報
会員情報は<こちら>をご覧ください。