取り組み・活動の概要(予定を含む)
弊社では、障がい福祉事業(障がい者就労継続支援A型)に取り組んでおり、障がいを持つ方々の自立支援を行っている。A型事業は雇用型の自立支援である。様々な仕事を通して社会に出るための助走期間を設け、最終的には一般就労に繋げていく。生産年齢人口が減少する現在の社会で、働きたくても働けない、働きにくい方々の底上げを行い、働き手を増やす取り組みにも繋がる。
また、弊社では、障がいを持つ方々の働く環境のを増やす目的の一つとして、PCやその周辺機器、携帯電話等の小型家電の解体リサイクルを行っている。これは、都市鉱山といわれているPCや小型家電等を解体し「捨てるもの、再利用できるもの、資源化できるもの」に分別することで、廃棄物の削減や海外への資源流出を防ぎ、資源の少ない日本での資源循環を目指す活動となっている。また、こうした活動は障がいを持つ方々の雇用の創出にも繋がっている。現状として、福島県内で出た使用済基板やレアメタル、銅を県内で循環させる取り組みのひとつとして、弊社含め県内福祉事業所3施設と県内の使用済み基板のリサイクル処理、精錬を手がける企業の4社と手を組み福島県基板ネットワークを発足させました。日本基板ネットワーク本部は新潟に所在し、福島県基板ネットワーク事務局は弊社(株)一歩で行っている。
他の会員と連携可能な自社の強み
PC及びその周辺機器等をゴミとして廃棄物処理してしまうのではなく、障がい者の雇用創出や賃金アップに繋がる資源循環の取り組みであることを理解、賛同頂き、不要物の無料回収を行うことが出来る。
これは、有価物として買い取るものでも産廃物として回収するものではなく、あくまでも社会貢献活動の一つとして寄付という形で回収するものである。
他の会員と連携して取り組みたい課題
解体後に出てくるゴミ(産廃物)として、ノートPC等の筐体に多く使われているプラスチックの処理。このプラスチックは単一素材のものがほぼ無く、現在は、ゴミとして産廃処理せざるを得ない状況である。これは環境省でもプラスチックの資源循環を促す社会課題の一つとして示しているものでもある。