ふくしまグリーン復興構想 概要
福島県では、平成23年3月に発生した東日本大震災の影響により、自然公園の利用者数は急激に落ち込み、
今もなお、震災前の7割に満たない状況が続いています。
福島の復興への歩みをより一層進めていくためには、福島県の自然環境の素晴らしさをより多くの人々が実感し、
次の世代に引き継ぐための取組を進めていく必要があります。
こうした中で、環境省は、平成30年8月に、福島復興の新たなステージに向けた支援方針「福島再生・未来志向プロジェクト」の一つとして、
福島県内の自然資源活用による復興「ふくしまグリーン復興への支援」を行うことを公表しました。
本構想は、福島県と環境省が共同で、ふくしまグリーン復興に関する取組の基本的な方向性を取りまとめたものです。
「まもり、みがき、未来へつなぐ。至福のふくしま」をコンセプトに、
❶ 国立公園・国定公園の魅力向上
❷ 環境変化を踏まえた県立自然公園の見直し(只見柳津県立自然公園の国定公園編入に向けた調査、検討)
❸ 国立公園・国定公園を中心に福島県内を広く周遊する仕組みづくり
上記3つの柱に基づく取組を推進することにより、自然環境の保全と調和を図りながら適正な利用を促進し、交流人口の拡大を図り、
福島県全体の復興に寄与することを目指すものです。
また、令和2年8月には福島県と環境省で
「福島の復興に向けた未来志向の環境施策推進に関する連携協力協定 ~環境から挑む福島の復興、そして希望ある未来へ~」を締結し、
連携協力による未来志向の環境施策の推進が始まっています。
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