福島県公立大学法人の第1期中期目標(平成18~23年度)の中間見直し
福島県公立大学法人の中期目標の 中間見直しについて |
福島県は、公立大学法人福島県立医科大学及び公立大学法人会津大学が 達成すべき中期目標について、大学を取り巻く社会情勢の変化を踏まえ、中期 目標の中間年度の3年目である平成20年度に中間見直しを行い、両法人に対 してこれを達成するよう指示しました。 1 中期目標の中間見直しの趣旨 中期目標は平成18年度から平成23年度の6年間の期間において法人が達成すべき業務運営に関する目標として、県が公立大学法人評価委員会や、大学の意見を聴き、平成17年度に策定し、法人に示しました。法人は、この中期目標に基づき、6年間の中期計画や毎年度の年度計画を策定し、業務運営に取り組んでおります。 この中期目標の策定の際、評価委員会からは「大学を取り巻く環境は、 日々刻々と変化していることから、3年を目安に中期目標の中間見直しをすべき」との意見をいただいております。 また、県議会からは、平成17年度の県議会県立大学法人化調査検討委員会での議論を踏まえ、「中期目標は、中間年の3年を目安として総合的な検証を行い、必要に応じて見直しについても検討」されたいとの意見が県に対して出されております。 これらのことから、県としては、社会情勢の変化や公立大学法人の2か年の業務や財務の実績等を踏まえ、平成20年度に中期目標を検証し、見直しについて検討することとしました。 2 中間見直しの主な内容 (1)共通(両法人) (基本姿勢) ○ 中期目標にできる限り数値目標を設定すること (地域貢献) ○ NPO等民間団体との連携による地域貢献、地域産業の振興 (業務運営) ○ 知的財産の活用による自己収入の増加 (2)公立大学法人福島県立医科大学 (教育・研究) ○ 地域医療を担う医療従事者の確保に向けた適切な入学定員 ○ 卒業後の県内定着化に配慮した推薦枠の確保 ○ 医学・医療に関連した多彩な分野の人材育成 ○ 地域医療への理解を促進する教育 (地域貢献) ○ 県と連携した医師派遣の充実など地域医療の確保 ○ 医療人育成・支援センターにおいて、県内定着が図られる人材育成に向けた支援 (附属病院) ○ 卒後臨床研修及び後期研修の充実、患者サービスの向上 ○ (仮称)会津統合病院の開設に向けた取り組み (3)公立大学法人会津大学 (教育・研究) ○ 優れた入学者の確保の戦略的な取り組み ○ 改正後の学部及び大学間のカリキュラムの運用 ○ 大学院課程での大学間の連携による教育・研究環境の整備 ○ 世界的な研究水準や研究成果が達成できるよう、柔軟な研究環境の整備 (地域貢献) ○ 新たな産業の創出の支援 ○ 大学初ベンチャーの創出支援に加え、既存ベンチャーとの連携 3 中期目標(中間見直し反映後)全文 |