福島県は、公立大学法人福島県立医科大学及び公立大学法人会津大学が達成すべき中期目標について、大学を取り巻く社会情勢の変化等を踏まえ、中期目標の中間年度の3年目である平成26年度に中間見直しを行い、両法人に対しこれらを達成するよう指示しました。 1 第2期中期目標の中間見直しの趣旨 第2期中期目標は平成24年度から平成29年度の6年間の期間において法人が達成すべき業務運営に関する目標として、県が公立大学法人評価委員会や大学の意見を聴き、平成23年度に策定し、法人に指示しました。法人は、この中期目標に基づき、6年間の中期計画や毎年度の年度計画を策定し、業務運営に取り組んでおります。 県としましては、東日本大震災及び原子力発電所事故から3年が経過し、大学を取り巻く状況が大きく変化していることから、社会情勢の変化や公立大学法人の2カ年の業務や財務の実績等を踏まえ、平成26年度に第2期中期目標を検証し、見直しについて検討することとしました。 2 中間見直しの主な内容 (1)公立大学法人福島県立医科大学 (教育・研究) ○ 多数の一般住民等へ専門知識を分かりやすく説明できるなどの社会的なコミュニケーション能力を備えた医療人の育成 ○ 会津医療センターの特色を活かした学生教育の推進及び地域保健・医療への認識が高い医療人の育成 (地域貢献) ○ 医師・看護師等の確保や定着のために県が行う施策や事業への協力 (附属病院) ○ 新専門医制度への対応に向けた、良質な医療を提供できる専門医養成のための指導体制の整備 ○ ふくしま国際医療科学センターに整備する新病棟の開設準備及び既存病棟との円滑な連携と病院機能の一層の充実 (復興支援) ○ 県民健康調査及び関連事業を踏まえた、県や市町村等との連携 ○ ふくしま国際医療科学センターの整備及び継続的、安定的な運営体制の整備 (管理運営) ○ 男女共同参画の推進と仕事と生活の調和の実現 (2)公立大学法人会津大学 (教育・研究) ○ 大学院の入学定員の充足及び大学院の活性化 ○ 短期大学部における地域のニーズに即した人材育成 (復興支援) ○ 先端ICTラボを中核とする会津大学復興支援センターの円滑な運営体制の構築 ○ 同センターが県における先端ICTの実証研究拠点としての機能を発揮することを通じての県内での大学発ベンチャー企業の更なる創出の推進及び県の産業振興、雇用の創出、復興の推進への寄与 3 第2期中期目標(中間見直し反映後)全文 ・公立大学法人福島県立医科大学 [PDFファイル/1.01MB] ・公立大学法人会津大学 [PDFファイル/861KB] |