防災緑地
印刷用ページを表示する 掲載日:2021年12月1日更新
復興まちづくりについて
津波制御の考え方
-
千年に一度の頻度で発生する最大クラスの津波
住民の避難を軸に、海岸保全施設(海岸堤防等)、避難路となる道路及び防災緑地等のハードだけではなく、防災訓練、防災教育及びハザードマップ作成等のソフト対策を組み合わせた「多重防御」による総合的な津波防災、減災対策を行っています
-
数十年から百数十年の頻度で発生する頻度の高い津波
すべての人命や資産を守ることを前提に、海岸保全施設(海岸堤防等)の整備を行っています。
多重防御による復興まちづくり
千年に一度の最大クラスの津波には、海岸堤防の嵩上げ、道路、土地利用の再編などに防災緑地を組みあわせた「多重防御」と。避難路の確保や情報伝達手段の拡充などによる、ソフト・ハード両面からの総合的な防災力の向上を目指しています。
復興まちづくりの進め方
防災緑地とは
・防災緑地とは、海岸堤防背後地に盛土してクロマツや広葉樹を植樹したものです。
・この防災緑地は、次の3つの機能を有します。
(1)防災機能
a)津波を減衰し、浸水被害範囲を軽減し、避難時間を確保する。
b)津波による漂流物を捕捉し、漂流物の衝突による被害を軽減する。
(2)地域振興機能
海洋レクリエーションや自然とのふれあいの場として活用する。
(3)景観・環境の再生・形成機能
地震や津波で失われた景観や環境の再生・形成を図る。
・いわき管内では7箇所の防災緑地の整備を行い、令和元年10月8日をもって全ての防災緑地が完成しました。