Workcation in Fukushima Nature Park

EXPERIENCE 01磐梯朝日国立公園(裏磐梯)
EXPERIENCE 02日光国立公園(新甲子温泉)
EXPERIENCE 03磐梯朝日国立公園(土湯温泉・表磐梯)

INDEX

伝統の復活による
地域ブランドづくり
外来種の駆除と活用を学ぶ

DAY 2

BANDAI-ASAHI NATIONAL PARK

伝統ある山塩づくりの復活
地域ブランドによる村おこし

会津山塩企業組合

裏磐梯から喜多方市へと抜ける国道459号を走り、「会津山塩企業組合」へ。この山あいの地に大塩裏磐梯温泉が湧いたのは、弘仁年間(810~824)のことと伝えられています。「グリーンタフ」と呼ばれる地層に閉じ込められた太古の海水が、高温の地下水に溶け出して源泉となり、村ではこれを利用した塩づくりが盛んになりました。

一度は途絶えたこの塩づくりを、昔ながらの薪釜焚きで復活。地元の資材を使いながら、新たな雇用と地域の名品を生み出しています。温泉水を煮詰めて作った「山塩」は旨みがあり、一般的な海水塩よりも多くミネラルが含まれています。

会津山塩を使ったご当地ラーメンを味わう

道の駅裏磐梯[昼食]

薪釜焚き製法によりじっくりと時間をかけて製塩される山塩は、生産量が決して多くはありません。しかしその味わいの豊かさがさまざまな料理に利用され、会津の新しい食のブランドとして注目されています。昼食は道の駅裏磐梯のレストラン「桧原亭」で、この山塩を使った「山塩ラーメン」。まろやかでカドのない塩味が、もちもちの縮れ麵と相性抜群です。500年以上も前から会津に生息していたと言われる会津地鶏の卵かけごはんとともに味わいました。

参加者からは『この塩でなければ、と熱望される意味が味わいに出ていますね。』『ベンチャー企業の成功の好例だと思います。地域だけでなく、広く共感を生むストーリーを持っている。』との声が。

外来種の駆除と食用利用

ペンションとも

裏磐梯の大自然の中で、アットホームなもてなしをしてくれるペンションに滞在するのも選択肢のひとつ。「ペンションとも」の敷地内にはゆったりと沼が広がっており、そこには特定外来種であるウチダザリガニが生息しています。裏磐梯では、本来は駆除対象でしかないウチダザリガニを釣りや漁といったアクティビティ、さらにはご当地グルメとして活用の道を探っています。

参加者からは、『北海道の然別湖でもウチダザリガニを食の対象としているけれど、そちらでは一晩かけて泥を吐かせています。でも、この沼のものは水がきれいなせいかそのまま茹でても泥臭くなく、ちゃんとおいしい。』との声がありました。

夕刻の非日常
裏磐梯の自然美をカヌーで体験

曽原湖

裏磐梯で最も穏やかで静かな曽原湖。美しい景観のもと、ゼロエミッションのカヌーで湖へと漕ぎ出し、湖上から火山噴火の足跡をたどります。

参加者からは『裏磐梯でしか体感できないものがある。視覚や聴覚、嗅覚など五感でフルに自然の美しさを体感する中で、何を考えるか。各人が響き合うテーマを見つけられれば、新たなアイデアに繋がる可能性を秘めていると思います。』といった声が聞かれました。

裏磐梯の「星浴」体験と天体観測

休暇村裏磐梯

標高800mの平坦な高原に位置する休暇村裏磐梯。その敷地内では「星空さんぽ」が楽しめます。ガイドさんの楽しい解説を聞きながら眺める空は、まさに満天の星空。季節によって見える星々が変わり、飽きることはありません。

敷地内には、360度電動回転式の八角天体ドーム天文台も。天体望遠鏡では、季節や天候によって月のクレーターや土星の環も観察することができます。

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