トレッキングの注意点
福島県側の尾瀬は群馬県側よりも山間部が多くさまざまなトレッキングシーンに満ちています。しかしそれは同時に危険や注意点が多いことも意味します。登山届を書いて入山しましょう。
福島県側の尾瀬は群馬県側よりも山間部が多くさまざまなトレッキングシーンに満ちています。しかしそれは同時に危険や注意点が多いことも意味します。登山届を書いて入山しましょう。
2,000メートル級の山々に囲まれた高地にある尾瀬の平均気温は東京よりおよそ10度低いと見積もってください。
夏に太平洋側、冬に日本海側の気候の影響を受けやすい尾瀬は、1年を通じて雨が多いです。雨天時の濡れた木道でのスリップに気をつけましょう。また増水した沢の横断、長時間の野外活動による低体温症にはご注意ください。山小屋で天候回復を待つのも一つの手です。
国内有数の豪雪地帯である尾瀬の山々は、初夏の山開き後も残雪があります。燧ヶ岳の北面などは梅雨明け前後まで雪が残るので、最新の登山情報を収集し、必要に応じてアイゼンなど装備を携行しましょう。
ここ数年の気候変動によって、真夏の時期は尾瀬でも高温や直射日光による脱水症状、熱中症となるトレッキング客が見受けられます。事前に、MAP上で水場をチェックし、水分補給をこまめに行いましょう。
かつての湿原破壊の反省から尾瀬には全長約65kmにもおよぶ木道が敷かれています。 湿原への立ち入りやトレッキングポールの突きさし、カメラ三脚を立てるのはやめましょう。
尾瀬には貴重な動植物が生息しているため、国立公園の保護地区および国の特別天然記念物に指定されており、動植物の採取がきびしく規制されています。
尾瀬ではごみのポイ捨て、放置について規制しています。持ち帰りにご協力ください。
尾瀬には他にも細かくルールが決められています。詳細は尾瀬保護財団のホームページをご覧ください。